2008年09月06日のニュースとネタをお届けします
Xbox 360、最安1万9800円に値下げマイクロソフトは9月1日、「Xbox 360」を9月11日から値下げすると発表した。HDDを搭載しない「アーケード」は8000円値下げして1万9800円とする。任天堂「Wii」より安価になり、いわゆる次世代機では最安とすることで、国内販売をてこ入れする。
そんなわけで……Xbox360を買ってしまいました……。どうしてもヴェスペリアがやりたかったので……。
ラタトスクも良かった、良かったんですけど、良かったのは主にマルタと釘宮とあとマルタ(大事なことなので2回言いました)。ゲームそのものについては正直なところお手軽感の高いキャラゲーどまり。クリアしたところで浮かんだ感慨は『ああ! ゲームやったぜ!!』というような充実感というよりは『これは良いマルタ良い釘宮良いマルタ』。ゲームをクリアするためにマルタを操作したというよりも、マルタの全一挙手一投足を見るためにゲームをクリアしたといったほうが明らかに正しい。そんなキャラクター本位のゲームでした。
ラタトスクをやるがためだけに買ったWii、この投資は決して無駄ではなったと心から思えるものの、ゲームで遊びたいと思った僕の心は晴れません。となると選択肢として浮かび上がるのはもう否応なしにヴェスペリアしかありません。ひどいことに世間的にはラタトスクはあっという間に隅に追いやられてヴェスペリアばかり話題になってるんですよね。公式サイトもどう見てもヴェスペリア一色。評価の面でもラタトスクは辛らつな意見が多いのに対して(ちなみにAmazonでは三ツ星半)、ヴェスペリアは賛否のバリエーション豊富なテイルズオブシリーズにあっては驚異的なまでの高評価ぶり(同じく四ツ星半)。オフィシャルマガジンである『テイルズオブマガジン』ですらラタトスクのページは広告を入れてわずか3ページ。誌面の90%以上がヴェスペリアで占められてるんですよ。これはひどい。テイルズオブの歴史ではラタトスクは黒歴史認定なんですかそうなんですか。で、かわりにXbox360なんていう得体の知れないブラックボックスでリリースされたヴェスペリアが顔に据わるというのですか。あんまりだ……あんまりだ!!
しかしここで冷静に考えるとヴェスペリアはともあれ高評価。しかも中原麻衣。HD画質だし、ラタトスクと比べてテクスチャの滑らかさが段違いに良い。そして聞くところによるとメインキャラの一人、リタが反則的にヤバいらしい。これはRita好きとして黙ってはいられない(※無関係)。
となると残るネックは『Xbox360』というハードのみ。高いし良く壊れるって言うし、悪名高いMicrosoftのゲーム部門だし……。
と、このあたりで悩んでいたのが8月頭の話。
ここへきて冒頭のXbox360値下げのニュース。事前に9月1日に正式発表があるという噂を聞きつけていたもんでモニターの前に張り付いていたらきっちり公式情報として発表されて……ああもうこれは買うしかないなと。プレミアムパックを方々で探すことに疲れ、リタが素晴らしいという話を聞くたびに身が悶え、ほかのマイナスイメージを考慮している余裕がなくなりました。気づいたら予約ボタンをトリプルクリックしていました。もうなんか心神喪失状態で悪徳商法に引っかかった感じ。Wiiに続きまたもや1本のソフトのためだけに買うハードですよ。
とまぁ、そんなわけでラタトスクのためにWiiを買い、ヴェスペリアのためにXbox360を買い。われながら見上げるべきテイルズオブバカヤロウだと思います。テイルズオブのためにXbox360に身を売るこの愚かしさも忘れてはならない……!! いやぁ、まさかSONYが基本的に大好きな僕が一番最後にPS3を残すとは……まぁそれほどまでにPS3に欲しいソフトがないっていうことなんですけれども。もうPS3でもテイルズオブの新作を出してくれればいいよ。
そんな僕でもテイルズオブハーツはありえない。それが僕のジャスティス。
千葉紗子が中にはいってるっぽい魔女っ娘、あれはどう見てもCGで再現しちゃいけないタイプのキャラだろう。
ANIMEバージョンもなんだかCG版の存在で興がそがれるし、たとえ新たにハードを買う必要がなかろうがハーツそのものに食指が惹かれません。ヴェスペリアをXbox360で出した意味というのは今となっては理解できますが、このハーツをCG版/アニメ版2作を2作ともDSで出す意味というのはたぶん一生理解できません(DSとPSPの個別リリースだったとしても疑問符は残りますが)。この商魂だくましさはヴェスペリアのダウンロードコンテンツどころの話じゃないですよ。正当化できない悪意のようなものがここまでダイレクトに伝わってくるのも珍しい。そして同時にCG版テイルズを売りだそうという経営判断も実に残念。
海外の『テイルズオブ』シリーズをこれまでやってこなかったような一般(J)RPGプレイヤーに向けてのアピールなのかもしれませんが、そんな層がどれだけいるのかっつう話ですよ。世界を問わずテイルズオブのファンはアニメRPGだからこそのテイルズオブ(アニメムービーの有無というわけではなく作風としての『アニメ』)を好むのであって、むしろそこを切り捨てたテイルズオブに果たしてどれだけのファンが残るのかと思います(ちなみに2007年の時点で海外でのテイルズオブシリーズ総売り上げは約100万本)。
ヴェスペリア公式ブログでのプロデューサー・樋口義人さんの発言によるとどうもヴェスペリアは海外でそれなりに売れているようですし、テイルズオブAs Anime RPGとしての人気が証明付けられた感があります。ここで得たファンが海外版テイルズオブハーツ(CG版)をどう受け入れるか、今後の和製ゲームの行方を占うような気すらしますので、注目していきたいです。
……これでテイルズオブハーツのCG版が国内のみのリリースとかになったら面白いんですけども。
まぁ話をヴェスペリアのほうに戻すと、Xbox360を買ってしまったんですから、以降のマザーシップはWiiではなくXbox360(あるいはPS3)で出して欲しいと思います。ラタトスクではもうWiiというハードの限界を思い知らされました。
実は新しいデスクトップPCを買ったのもPV4(D端子入力対応のキャプチャーボード)を使うためというのが大きな目的としてありまして、ラタトスクもPV4を通じてプレイしてみたんですよ。仮にもD端子接続なので少しはS端子接続よりも綺麗に写るかなと思いきや……ほとんど差を感じられないという結果に。
解像度も所詮D2端子接続レベルなので480p(16:9のワイド出力の場合720×480ドット)でありS端子(480i)と差異はないわけで、唯一のアドバンテージはプログレッシブ対応か否かという点のみ。ちらつきは大幅に改善されて動きはおそろしくヌルンヌルンになりましたが、止め絵では変わりませんからね……。秘奥義のカットインがHDクラスなのはヴェスペリアだけですよ。いやまぁわかってたことなんですけど、それでもWiiの(テイルズオブを楽しむためのハードとしての)可能性の上限の浅さに絶望したのは確かです。
Xbox360、届くのは9月11日。ヴェスペリアもちょっくら秋葉原で買ってくるので来週末はヴェスペリア三昧になりそうです。ああ久しぶりにゲームが楽しめそうだ!
[ 関連キーワード : (キーワードは登録されていません) ]
2008年09月07日 0時更新
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 08月 | - | 10月 » | ||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |