3日続けてマンガの感想記事ですが、何か! おととい → ハニカム1巻や花やしきの住人たち1巻など / 昨日 → CLOTH ROAD6巻やドロテア最終巻など
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とりあげるのはマジカノ10巻[最終巻](百瀬武昭/月刊マガジンZ掲載)、カプレカ1巻(松本真+ネツマイカ/月刊COMIC RUSH連載)、涼宮ハルヒの憂鬱6巻(谷川流+ツガノガク/月刊少年エース連載)の3作品3冊。記事後半に森山大輔先生の画集についてちょびっと。
マジカノ10巻[最終巻]。9巻のグダグダな展開(あの流れで砂浜特訓とかありえない)には心配したものの、うまいこと最終回でまとまったような気がします。1話から張られた伏線、魔法の定義など地味に練られた設定、マンガとして見やすい作画・コマ割り・テンポ、などなど、見るべきところの多いマンガでした。久しぶりに1巻を引っ張り出してきてみたら……既に『マジカノ』として完成されており、もうさすがとしか。10巻と変わらないクオリティでした。終着点を見据えて(絵柄もタッチもさして変えずに)見事に着地するというのは、並々ならぬ所業だよなぁ(ジャンプマンガの大半から比べるととりわけ)。
巻末に掲載されているマジカノ最終回に寄せられた関係者のメッセージも涙なくしては読めません。そこまで縁のないと思われるアニメの音響スタッフの方にまで……あああメッセージをお願いするからそんなことに! ほかマンガ版マジカノ制作陣はもちろんのこと、アニメ版の声優(ひっそりと空前絶後に豪華)のメッセージも載っているので、心して読みたいところです。
メッセージコーナーではマジカノの今後の展開についても述べられています。アニメ版の最終回は第2クールへ含みを残す終わり方でしたので、もしかすると……もしか……しないか! いや、OVAならありうるのか!? 原作であるマンガの良さを120%活かした(ただシリアス展開はかなり余計)アニメだったと思うので、これからも複合的に展開を続けていってほしいですね。前作であるマイアミ★ガンズも新装版が刊行されたことですし!
カプレカ1巻。今年の1月に発売されたマンガではありますが、今日長ーい積読状態から解放して読んでみたら思いのほか面白かったのでとりあげてみます。このカプレカ、謎の超科学組織によって改造された美少女2人が、奪われた体と記憶、そして改造費用の4兆円(借金)をかけて闘いの毎日に明け暮れていく……というお話。うん、仮面ライダーだね! ただこれだけで終わらないのがこのカプレカのすごいところ。なんとこの美少女2人が融合合体してしまうという……ウルトラマンA!! なんというウルトラマンA(繰り返してみた)!!
この明らかな酷似点については作者も自ら言及しており“バロム1よりウルトラマンA”とのこと。ナンにせよ美少女x改造x合体、という日曜日朝の東映アニメと特撮をごっちゃにしたようなマンガです。プリキュアの次回作の先行コミカライズ作品といわれても疑うことなく読めそう。
マンガの内容もシンプルであり王道。毎回現れる謎の敵に対して謎に強いおにゃのこ2人が謎の合体→武力行使で解決、という流れ。1巻の時点で既に紋切り型とも呼べるようなフォーマットができてしまっていますので、それをマンネリと見るかどう見るかは読者次第。ちなみに僕としてはアリです。特筆すべきは“美少女”とオビで銘打たれた2人・羽乃と優奈がきっちりかわいいことと、微妙に萌えポイントをくすぐってくる情景描写(セリフやしぐさなど含む)、そして微妙に気になる2人の過去の話。単なる『よくある美少女戦闘モノまんが』としてスルーするのは惜しいマンガだと僕は思います。
[追記] ちなみに羽乃と優奈については作画・ネツマイカさんのブログのこの記事をご覧いただけると……ほら、なんという破壊力! この2人のキャラ造詣は地味にツボにくるわぁ……! 指摘に残念な点を強いて言うなら、合体して生まれる『カプレカ』があまり好みでないことかな。こう、見た目的に。
涼宮ハルヒの憂鬱6巻。このマンガ版は……第2の黒歴史版と読んでも良いのではないかと思うのですが……。コミカライズ作品として原作の挿絵を大きく下回るような作画ではちょっとお腹のあたりがもにょもにょします。作画と言っても画力が低いというより、線の太さが一定でなかったり人体の構造がありえないことになっていたり顔のパーツの配置が福笑いになっていたり……丁寧に描けばもう少しどうにかなるのではと思える範疇の不具合ばかりです。これはひどい。まぁこれからも唯一丁寧に描きこまれた表紙で売り続けるんでしょうね。
と、ここでオビを見ると……5巻で250万部売り上げたという文字が。ちょっと異常です。手元にあったハヤテのごとく!14巻初版のオビには750万部突破と書かれていますから、1巻あたり60万部弱。……ハルヒ力恐ろしい……ッッ(まぁ自分もなんだかんだでこうして買ってるし)!!
とまぁ3日連続してマンガの感想記事を書いてみました。ちなみにこの記事の添付写真の下端に映っているのはワールドエンブリオのクララ先輩の特典ペーパー(とらのあなとメロンブックス)。メロンブックスでも特典としてついていたので即刻レジへ持っていきました。クララ先輩のペーパーがもらえるとあらばコミケレベルの金銭感覚になるのは必然。いやー、マンガって素晴らしいですね。
そうそう、以前ワールドエンブリオ作者・森山大輔さんの画集が何故出版されないのかと書いたことがありましたが、BUNKA:EXTENDさんによる森山大輔さんのパネルログ(2005年)に答えがありました。
8.森山先生の画集は発売される予定はありますか?
森山大輔:え~、こちらは、まだ画集にするためのカラーのイラストが少ないんで、画集はまだないですね
マネージャー:みなさんが、森山をもっともっと応援してくだされば、こちらも早期に出せるように努力させます
とのこと。
とはいえクロノクルセイドの最終回が掲載された号(次号?)のドラゴンエイジには別冊付録としてクロノクルセイドのカラー原画集『CHRNO CRUSADE ART BOOK』がつきましたし、カラーイラストが少ない、ということはないと思うんですけどね。この質疑応答から3年、ワールドエンブリオでのカラーイラストも溜まってきたでしょうし、そろそろ。そろそろいいんじゃないでしょうかね!
2010年03月23日 0時更新
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