VIPマリオ4が発表されて以来、ニコニコ動画にはたくさんのプレイ動画がアップされています(検索結果/タグ)。VIPマリオ4についてはご各自検索していただくとして、今回の記事では僕が感動したVIPマリオ4の名ステージをご紹介します。プレイそのものが面白い動画はあえてはずし、ステージそのものが面白いという動画を選んだことをあらかじめ述べておきます(自然とプレイが面白いものも多くなりますが)。そして……この記事でVIPマリオ4を知った方ももともと知っていたという方も、Wiiコンソールのマリオワールドを買って任天堂に面白さへの感謝を即物的に伝えてあげるとお互い良い感じになれると思います。それでは以下順不同で適当に!
画面上に描画されない部分に床や天井を配置するという一風も二風も変わったステージ。カメラマンが仕事をしないせいで頭上が見えなかったり足場が見えなかったりします。そして驚愕のラスト。あえてマニアックなところで言うと不朽の名作マンガ・YAIBAで鉄刃が龍の玉とるときにこういう話がありました。
このVIPマリオ4にはところどころのステージでジャパニーズホラーを感じさせる演出がなされています。夜中に1人で見ていると……夢に出てくるかもしれません。ここ『えいえんにキミへのかんしゃをわすれない』も深く考えれば考えるほど怖気がするステージです。
頭を鍛えるゲームが流行していますが、このステージでも十分に頭が鍛えられることと思います。理不尽な解法ではなく、落ち着いて考えれば初見でも解けそうなレベルの難易度というのもまた実に巧妙なところ。ゴールが最初に見えているというのもまた実にシニカルでよいですね。
おばけ屋敷ということで意地の悪い仕掛けが随所に見られます。クリアするにはメッセージボックスやその他怪しそうなところを深く怪しまないことが重要かもしれません。
これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。
やたらとなれなれしいステージ名に殺意を覚えそうな難易度のステージです。フルーティアって……フフフって……。純粋なマリオ捌きの腕が問われる構造・敵の配置・トラップの仕組なので、腕試しにはもってこいかもしれません。
いろいろな方法を試しても……試してもどうにもならず、立ち尽くすステージ。その壁を乗り越える方法が頭に思い浮かんだときにはきっと素晴らしいほどの脳汁が吹き出るに違いありません。さまざまな可能性を提示し、そのいずれもが『できそうでできない』。こんなステージの作者のさじ加減にはひれ伏すのみです。
VIPマリオ4には新旧を問わずアレンジやパロディの応酬で成り立っている面もあります。このステージはステージ名そのままアレのパロディです。パロディもとの作品をプレイしたことがあるならばきっと最初の難関にも『あれ? まさか……』と気づくものがあるはず。ネタとしてもアレのパロディとしても秀逸なステージです。DS版DQ5に胸が高鳴っている方は是非。
こちらもパロディステージ。あの夢の国であのファンシーな敵どもを蹴散らして進んでいきます。ワドルディのかわいさは異常。そしてゴールには驚愕の……!! タグにある『カービィゴール』はなかなか言いえて妙。
数あるVIPマリオ4の謎解きステージの中でも特に秀逸なステージ。どうやって扉に入ればいいか、どうやってそのための道具を手に入れればいいのか、どうやってそのためのスイッチを押せばいいのか……考えていくとごちゃごちゃになりそうな思考の手順の多さと絡まり方は見事としか。
パロディ面。ただ他の面と違うのはパロディに徹し切れていないこと……。内容を極悪な難しさにするか、鎧やパンツをはかせるか、あるいは有馬さんを出すか。素直なおとなしいステージにまとまってしまっているのが残念。
文系なら 間違っても 恥ずかしくはない 。けれどもニコニコのコメントを見るにどうも非常に恥ずかしいよう……。なんで自分が文系に進んだかを考えれば、むしろ誇りを持って無知を晒せる、そんな人生哲学に至りそうなステージです。これまでにもあみだくじなどの攻略要素がないステージはありましたが、このようなクイズのステージというのも面白いですね。
アイディアが光るステージ。触ると砕ける+強制ジャンプのギミックを混ぜ合わせた半自動マリオです。これならたとえ覚えゲーでも楽しめそう。以前のシリーズでも似た構成のステージがありましたが、そういったセルフパロディをたくさん楽しめるのも4作目に突入した本作なればこそ。
原作では活躍する場の乏しかった黄色ヨッシーがそれなりに活躍できそうなステージです。せっかく4タイプのヨッシーがいるんですから、もっとこのステージのように有効活用すべきですよね。乗り捨てのタクシーなんかじゃ……ない……ッ!
発想の柔軟さとステージを端から端まで把握するだけの根性が問われるステージです。答えを知ってしまえばなんということはありませんが、実際にイチから自力で挑んだら骨と心が折れそう。攻略の難しさという点でもかなりの難関ステージであるようです。
先述のステージ『お城の迷路~VSモートン』のTASクリアの指標となりそうな手順と方法でクリアしています。人の指だけではそうそう再現できそうにありませんので、ネタをネタとして楽しめる方にとってのみワクワクできる動画です。
マリオUSAやカービィスーパーDXでもあったような、異なる時間軸のステージを進むステージです。こういったストーリー性を生み出せそうなステージはまだまだ作り出せそうな気がしますね。
スクロールはスクロールでも背景がスクロールするという、おそらく今までにそれがメインとして作られたことのなかったであろうステージ。とても……やりにくそうです……。縦スクロールは昇るステージでも下るステージでも難しくなりがちです。
スタープラチなステージです。オラオラしながら敵をちぎっては投げちぎっては投げしてくれる頼もしいやつです。以前別の改造マリオ動画でリーフシールドという、これまたマリオらしからぬ仕掛けがありましたが、それに匹敵する新しさ。ただしコウラのほうが強い(←結論)。
100人のプレイヤーがいたとして99人が絶望するステージ。作った人もクリアした人も賞賛されるべき難易度の高さです。VIPマリオ4の中の人のなかにはドンキーコングを愛してやまない人が多いようです。あの蜂のあまりのとんがりっぷりには見ているこっちが手に汗を握りました。
ゴーリィによる『ギャシュリークラムのちびっ子たち』の一節・『A is for Amy who fell down the stairs.』が元ネタ。久米田康治先生推奨の名作絵本とのことですが、この意味がわかる人が作ったステージなんでしょうね……。元ネタについてはこの記事が明るいです。
6つの金貨であったようなポワポワまとわりつく粘液が非常にやっかいなステージ。ウサギマリオでプワプワ浮いていたあの効果音が思い出されます。
VIPマリオ4でもっともプレイヤーの心をへし折るであろうステージです。マグナムの顔があの平井さんでないだけまだ精神的にラクです。ステージの作者がどうしようもなく救いがたいサディスティック野郎であることは明白。次ももっとがんばって!←見る側の期待
これまでのステージで培ってきた経験やテクニックを100%発揮したところでクリアはムリです。いろいろなものがぎっしり詰め込まれて相乗効果をなし、結果鬼のような難易度になったようです。
ステージ名を見て、ああなるほど!と思うのは最初にマリオが奈落の底に転落してワールドに戻されたときだと思います。
タイムの減算と加算をうまくステージの特色として表現したステージ。見ているとこちらの指がつりそうですが、プレイしている人は間違いなく痙攣を起こしそうなのでご武運をお祈りします。
強制スクロール水中面。略してスク水。これが言いたかっただけですが、反省と後悔は言ってから1秒後の現時点でものすごく。
VIPマリオ4がゼルダに見えるステージ・『みどりのほかんこ』は頭の正しい使い方を問いただす出色のステージ。その場にあるものを利用していかにクリアするか……。パズルゲームとアクションゲームのよいところが更に昇華して混ざり合っています。鮮やかな解法には感動すら覚えました。
原作ではプレイの補助にしか使われなかったスイッチにそれ以上の意味をもたせたステージです。これもVIPマリオという作品があったからこその壮大な仕掛けですね。
VIPマリオ4にはステージが80あまり存在するようですが、その大半は既にニコニコ動画にアップされており楽しむことができます。しかしこれまで唯一映像で確認できなかったステージがあります……。その名はホットビーチ タイザー。アナゴが凶悪すぎる
、このステージは封印すべきだ
、などと悲壮な訴えをネットで散見するものの、実物を確認したことがないのでどのようなステージが一切伝わってきません。これは……都市伝説なのでしょうか?
調べてみたところどうやら本当に実在するステージではある、ものの、現在のバージョンではレアな隠しステージとして隅っこに追いやられてしまっているようです。今後の流れ次第では凶悪さが影を潜めてしまうやも知れません。現時点で既に鮫島事件化してしまているのですから、このままだと本当に歴史の闇に葬り去られてしまいかねません。さまざまな語り草を生み出している伝説の『ホットビーチ タイザー』。是非一度見てみたいですね。
余談が続きますがtanasinnとは言葉では言い表せない世界観のことであり、2ch全AAイラスト化計画さんによる図解が詳しいです。今回このtanasinnはVIPマリオに初登場し、そのシュールをがいかんなく発揮していました。ほかにもAAキャラは数多く登場しているので(というより現状AA版しかないよう)、2ch全AAイラスト化計画さんで一通り予習しておくと親しみと憎しみが倍増するでしょう。なおかわいいと評判のアレはコレです。このネーミングとのギャップが素晴らしい。
これまですべてのVIPマリオシリーズのステージを見てきたわけではないので、あくまで適当な実感としての意見ですが、VIPマリオ4ではストーリー性が色濃くなってきたのではと思います。
物語調のメッセージボックスでそのステージ内の行動が意味づけられたステージもありましたし、ステージ間を越えたメッセージボックスのヒントで先に進めるステージもありました。メッセージボックスだけでなくクリアに要するテクニックに関してもチュートリアル的なステージが段階的に用意されていますし、きちんと全体でひとつのゲームになってきていると感じました。その場その場に合ったBGMやビジュアル的な演出も世界観を生み出すのに貢献しているでしょう。時の回廊やマナの聖域など聴いているだけで勝手に情景が思い浮かんできます……ってこれは懐古主義の人でないと効果がないのか。ただなんにせよこれまで見られなかったアイディアもたくさん出てきてそれらがゲーム性を高めるのに役立ったのは間違いありません。
VIPマリオ4はここにきてひとつの完成系をみた気配があります。これまで興味のなかった人も是非ニコニコ動画などでその楽しさを味わってください。そしてニコニコしたあとはくどいようですが任天堂製品で遊ぶと生産的でオススメです。そこからさらにアンケートで『マリオワールド2出して!』とでもお願いすればきっとさらに生産的です。そこで自分で実際に作ってしまえば言うことがありません(コレもまたある意味でフォロワー)。人類最強の原作となった『マリオワールド』に敬意を表しつつこの記事を締めくくります。
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2009年01月06日 0時更新
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