新年あけて間もない平和なニコニコ動画を ある1本の動画が混沌の闇に陥れました。
その名も 『呪いの館』!
この『呪いの館』はKlik&Playという少し旧めのゲーム作成ソフトで制作された“同人アクションゲーム”。一見プリンスオブペルシャを髣髴とさせますが、ガッカリ感はプレイを始めて3秒で頂点に。『小学3年の息子と一緒に作成しました』というコメントがタチの悪い冗談に思えるほどのシュールなグラフィック、投げやりな音楽、トラウマ必至の敵キャラ、狙ったとしか思えないキャラの挙動、そして死亡時に響き渡る“イ゙ェアアアア”の叫び声 。
とまぁありがちなクソゲーという範疇にとらわれない、“制作者がナニを意図したかわからない”不可解ゲーであるというのがこの『呪いの館』が大ブームとなった理由ではないでしょうか。公開から10日足らずで元動画の再生数が60万を超え、関連動画もタグ検索で246件、キーワード検索で121件と恐ろしいまでの愛されぶり。二次創作の『呪いの館』が公開されたりそのプレイ動画がアップされたりMADの素材にされたり ほんの数日の間、瞬く間に『呪いの館』は有名作品となったのです。
さて今回とりあげるのはそんな二次創作の『呪いの館』のひとつ、『呪いの館EX』です。制作者・もげるさん自身がアップしたプレイ動画があるのでまずはそちらをご覧ください。
原作とは大違いの鮮やかな動き! 舞い散る閃光の宝石! 爽快な剣さばき! これは Intel入ってる!!!
たった1分そこらの動画のなかに見事なまでの爽快要素が詰め込まれています。なんという空前絶後のバッサリ感。13日の朝の時点、コメントが数百の時点で『これはランキングにあがる』『間違いなく評価される』などの絶賛のコメントが相次ぎ、現在では再生数が10万に迫る勢いです。
13日の夜に再度訪れたところ、なんとこのゲームが配信されているではありませんか!! これはプレイせずにはいられません。以下プレイ動画のスクリーンショットを掲載しますのでこのゲームのクレジットをわかる範囲で書き記しておきます。
オリジナル版『呪いの館』制作者 :: 三角おにぎり&ともちゃん氏(制作ソフト『Klik&Play』)
アレンジ版『呪いの館EX』制作者 :: もげる氏(制作ソフト『Multimedia Fusion2 Developer』)
なおソフトは現在アップロードサイトにのみアップされている状態で、ニコニコ動画の制作者コメント欄に掲載されているURLからアクセスすることができます。該当するニコニコ動画のURLはhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2021499(上でとりあげた動画です)。制作者のお名前はダウンロードしたゲーム(HOUSEhard2.exe)と一緒に同梱されているreademeファイルから参照しました。
こちらオープニングとなっておりますが、なんと原作では辿りつくことが困難であったボス戦の手前から始めることができます。なんという親切設計。これでボスこうもりをバッサバッサ斬獲できますね。
カッコええ!!!!!!!!!!!!
操作できるボタンは3つ。ジャンプと剣で斬るアクション、それに謎の宝石弾、この3つをキーボードで操作します。しかしこのゲームがお手軽なのはボタンのガチャ押しでかっこいいアクションができてしまうこと! 剣を連続で振れば見事に連携してコンボが決まります。空中コンボも存在し、回転斬りも炸裂します。テイルズオブファンタジアの格闘ゲーム(2D格闘ツクールで制作されたA.C.S)をやったことがありますが、まさにあの感覚 !!
EX、それはEcstasy(だってばっちゃが言ってた!!)。
宝石弾は敵を追尾する超高性能タイプで、隙の少ない連射が可能なのでこれまた良いフルボッコ手段。ボスを斬り上げて宝石弾でブチあげる感覚はギルティギアXシリーズのダストアタックと似ていてしかしお手軽に、東方萃夢想のように鮮やかであってしかし主人公はムサいオッサンで こ、これはそうかデビルメイクライ(今さらか)!!!
主人公の剣撃はボスの火炎弾を跳ね返せるので単純に剣撃ボタンを連射するだけでもかっこよくスマートに敵を撃つことができます。しかしボスもさるもの、ときおり飛び掛ってきたり巨神兵ビームを撃ってきたりするので注意が必要。なにせこちらのHPは1なのですから 。まぁ何度やられようがその場ですぐに復活できる不死身仕様なので、そこは安心です。安心してバッサリを楽しむことができます。
後ろ向きでバッサリやるとまた見事にスタイリッシュ。主人公ひろし(仮)のスタイリッシュなシーンをまとめたのでどうぞご覧ください。ああ なんという勇ましい姿 !!
現在ゲームはexe形式でのみの配布となっていますが、インストールなどが不要で気軽に遊ぶことができます。何かえもいわれぬストレスに悩まされているとき、アルコールが入ってさらにハイになりたくなっているとき、デビルメイクライをデメクラと略すほど愛してやまないあなたに この『呪いの館EX』是非プレイしていただきたいと思います。
[追記] 制作者であるもげるさんのサイトを見つけましたのでご紹介します。→ もげる覚え書き(こちらこそ感動をありがとうございます)
2010年11月22日 0時更新
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 12月 | - | 02月 » | ||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
やりたい