ジャンプスクエアの第2号(2008年01月号)が12月4日に発売されたためいそいそと買ってきました。以下読んだマンガのみではありますが、レビューです。基本として具体的なネタバレはしませんが、読む気がない/既に読んだ/単行本でまとめて読む/ネタをわかっていても楽しめる方を対象に書いていきます。
藤崎竜ファンとしては封神演義以来の待望の新作です。
物語はいきなり日傘+黒フリルのゴスチックな少女が「こんな村だーい嫌いよ!!!」と叫ぶところから始まります。冒頭から良いツンデレ候補生です。封神演義では呂邑姜に心を奪われた僕としては最高の出だしとなりました。しかも読み進めていくとこの少女・清水恵はツンではなくヤンであることが発覚。平気な顔をしながらやることは病んでいる、創作の世界だからこそ輝ける好例ともいえる性格です。しかし しかし、残念なことに あああ 。彼女はツンデレにもヤンデレにもなるそのまえに、あああ 。
この『屍鬼』は原作つきということで原作ブレイカー(誉め言葉)のフジリュー先生の手腕がいかんなく発揮されることを期待しています。
主人公との行動理念が一本の線に繋がっていないような気がします。言っていることと実際の行動がちぐはぐというか。とりわけ物語のキーとなるであろう主人公の友人にいたっては第二話の終わり4ページの言動がちょっと読解不能。何故そのようなことを言っているのか、意図もわからなければ言っている内容自体も唐突で不明です。次回以降への伏線というよりは、単なるストーリーテリングの問題のような気がします。どなたかこの2話ぶんの要約をお願いします 。
何が残念かといえば、ヒロインの顔が地味(特徴がない)であるため人物の区別がつかないこと。くわえてシーンが時系列まで無視してアチコチに移動するため誰か誰だったかを見失うこともしばしば。ストーリー自体も見せ場は用意されているものの抑揚がないため盛り上がることなく次回へ。この回だけを見るとすごく地味であるという印象しか受けません。TISTAは、TISTAはもっと輝ける娘であるはずなのに!
たたかえ僕らのジークリンデちゃん!
『アキバザイジュウ』というタイトルでありながらその内容は2回続けて秋葉原ではなく単なるオタクの話。看板に偽りがあります。JAROに訴えたいです。もはやこのルポマンガが何を描きたいのかわからないし、編集部も何をレポートさせたいのかわかりません。
面白い、面白いんだけど わざわざ荒木飛呂彦がジャンプスクエアの門出に描くような内容ではないと感じました。もうすこし派手なアクションがあったりとか、精密緻密な理論が展開されたりとか(今回のオチはちょっと尻切れトンボ気味)、そういった客寄せの要素があっても良いと思うのですが。おそらく1年経って『ジャンプスクエアの創刊の頃にどんな作品が掲載されたか』と思い出したときにこの『岸辺露伴は動かない』が出てきそうにはありません。冒頭の荒木飛呂彦インタビュー記事は記憶にも記録にも残るものであろうだけに残念です。
もう、ゴールしていいよね 。
3号以降は僕のような創刊のご祝儀買いをする人も減るでしょうから、そこで各連載のお尻に火がつくことを期待します。正直僕はどの連載作品の単行本もちょっと買う気が起きません。
第一話・第二話で何を判断できるのかという向きもあるでしょうが、面白いマンガはたいてい一話から面白いものだと僕は考えています。たとえば『鋼の錬金術師』。少年ガンガンで新連載として掲載されたのを読んで衝撃を受けました。第一話からとんでもなく面白い。キャラクターの紹介や世界観の描写、ストーリーのヒキや初連載作品とは思えない画力 次の号が発売されるまで何べんも繰り返したマンガは僕の記憶ではこの『鋼の錬金術師』くらいだったと記憶しています。
たとえそのような絶大なインパクトと実力を創刊ほやほやの雑誌に求めるのが非現実的だったとしても、やはり少しくらい次号がワクワクするような連載がない限りは購読する気持ちが沸いてきません。
ここはやはり やはり!
HUNTERxHUNTERを本誌からお迎えするしかないのではないでしょうか!
僕にとってのジャンプスクエア総括 : つまらないわけではなく、しかし間違いなく面白くはない
2008年11月24日 0時更新
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